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<ネタバレ>動物と人間の共存(または自然と人間でもいいですが)を考える時必ずといっていい程、自分の頭の中にはこの映画が浮かびます。同じ地球に生を受けて、命を全うする生き物なのに、方や野生の動物、方や人間という区分けが存在します。相容れない、それは当然のこと。環境も違うし、生活も違う、言葉も通じない。縮まることのない距離。離れていく運命。でも、惹き付けられる「愛情」の存在。動物の心と人間の心。どちらも同じもののようにこの映画では感じます。ラスト、草原に野生となって生きる為にエルザを返します。哀しくもあり、清々しくもあり。共に生きるための答えなど見つからなくても、それぞれが「生」をうけている物だと認めあい愛おしむことを教えてくれています。名曲「ボーン・フリー」に泣かされながら、凄くそのことを感じます。