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<ネタバレ>監督がジョン・ウ-だからでしょうか、アクションの決め方など、歌舞伎の型のような印象を受けます。スパイものと言うよりも、活劇の雰囲気が全編に漂います。前作とは趣向も違うのでこれはこれで有り?な気もするのですが、静と動の切り替えがどうにも紋切り型で、少し変化に乏しいです。オープニングのイーサンの見せ方で、知的な映画ではなく、荒々しいムード(あの鍛えた肉体、ロッククライミングを休暇に楽しむ設定)を匂わせているのでしょう。長髪というのもどことなくターザンのようです。
絵的に、バイクシーンでの髪のなびくところや、砂浜での格闘でのスローな場面の髪のゆれなど、そのためにイーサンのヘアデザインが決定したかのような錯覚を覚えます。後半の怒濤のアクションには、スクリーンの大きさも手伝って面白かったのですが、感動というか、後にあまり何も残らない映画でした。それにしても、このパンフレットは購入者を馬鹿にしているとしか思えない内容でした。解説やプロダクションノートや批評が掲載されているかと思えば、トム・クルーズのどアップばっかり。写真集じゃないんだから。高い上に大きいサイズで、すごく損しました。映画には責任ないんだけどね。