<ネタバレ>「ショーン・オブ・ザ・デッド」が全く合わなかったので、これも .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「ショーン・オブ・ザ・デッド」が全く合わなかったので、これも絶対に合わないだろうと半信半疑で鑑賞したにも関わらず、十分すぎるほど楽しむことができた。
上空に向かって銃を撃つところは最高だ。
声を出して笑った。
イギリス人のユーモアはマジメすぎるのが欠点と思っていたが、このマジメさがいい効果を発揮したように思われる。
きちんと伏線を打って、ほとんど回収した律儀さは立派。
白鳥、金色のオジさん、ファシストなどの使い方が非常に上手い。
見ている最中は、ひょっとしたら終盤で作風を変えてくるかと思ったが、まさかここまでヤルとは想像以上だった。
ただ、狙ったのかも知れないが、序盤・中盤の演出などがやや単調か。
終盤の作風がガラッと変わるので、逆算して考えたら、序盤・中盤にはまだまだ工夫の余地はありそうだ。
また、中盤までの住民や他の警官と主人公との温度差の演出がやや物足りないか。
温度差の違いをもっと笑いにできたはずだ。
明らかに殺人事件が起きているのに、誰も気付かないという展開を押し出してもよかったか。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」はそれほど好きではないが、「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見ていると、二人のコンビにさらに味わいを感じて、本作を倍以上楽しむことができるだろう。
ラストの墓場のシーンも「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見ていると、感じ方が違うはずだ。