この映画をようやく今ごろになって初めて見たのだが、やっぱりバ .. >(続きを読む)
この映画をようやく今ごろになって初めて見たのだが、やっぱりバートンは凄いとしかいいようがない。バートンワールドのイメージの深さや奥行きを改めて感じる。
本作は死後の世界や幽霊をテーマにしているにもかかわらず、ホラーとは言い難い独特の世界、実にバートンらしい「遊び」が盛り込まれた世界観が出来あがっている点が素晴らしいと言えよう。
ストーリーとしても、アレックとジーナは水死であるため、生きている人達と同じような造形という点がなかなか映画にいい効果を与えていると思う。
登場人物の中でぱっと見、一番気が弱そうな二人が、一筋縄ではいかないモンスターっぽい家族を追い出そうとする逆転現象がなんとも言えず、面白い設定だ。
そして、その関係を面倒にしてしまうビートルジュースの存在もまた面白い。
彼の出番が少々物足りないかなと思うけど主役ではないのであんなものでいいのではないか。
この映画を見れば、マイケルキートンがバットマン役に相応しくないというのがやっぱりよく分かる。