キューバ革命に翻弄された、作家であり、ゲイであるレイナルド・ .. >(続きを読む)[良:1票]
キューバ革命に翻弄された、作家であり、ゲイであるレイナルド・アレナスの人生がきちんと綴られている。
ハビエル・バルデムの演技が素晴らしいとしか言いようがない。
彼の演技によって、見事にレイナルド・アレナスの人生を深く感じ取ることができる。
アカデミー賞にノミネートされるだけのことはあり、これこそまさに怪演といわざるを得ない。
ゲイでもなければ、作家でもないので、彼の苦悩をしっかりと共感することは難しいが、それでも彼の苦悩が伝わってくる。
ハビエル・バルデムも素晴らしいが、ジュリアン・シュナーベル監督の才能には脱帽する。
彼の撮り方は簡単に真似できるものではない。
注意深く見ると、ひとつのシーンの撮り方でも凡人とは違う撮り方をしているのが分かる。
徐々に対象物に近づくように撮っているのが面白い手法だ。[良:1票]