キングらしくはないけど、結構気に入った作品。
キングとベイ .. >(続きを読む)
キングらしくはないけど、結構気に入った作品。
キングとベイツこの二人が組めばいい映画になるなあ。
ミザリーを見た後に本作を見たのでベイツの深みのある演技には驚かされた。
過去と現在が交錯し、二人の死を通して母と娘の関係、母とヴェラの関係が明らかになり、そしてその関係が深く描かれている。
日蝕がまた一つのキーワードなのかもしれない。
夫と妻、母と娘、雇い主と使用人、それぞれに目に見える光の部分と見えない闇の部分がある。
日蝕のような日中起きるはずのない闇が光を包んだ時に、明かされることはない闇に包まれて事件が起きているような錯覚を覚えた。
「事故は不幸な女の友達」「悪態をつくのが生きるよすが」「生きるためには悪女にならなくては」等々なかなか深いセリフには、しゃべったキャラクターの生き様を考えると色々な複雑な想いを感じられる。