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<ネタバレ>何を伝えたいのか趣旨がよく分からないところもあるが、「狂っているのはオマエだけじゃない。世の中どこか狂っている。キレたくなる衝動は分かるけれども、どうせキレるのならば、いい方向にキレてみよう」というメッセージとして本作を受け取った。
恋愛にキレて、恋愛に狂ってみたら、ドンヨリと曇った世界も、虹色のような世界(ハワイ)になるということか。
彼が愛用している青いスーツも、ブルーの気持ちを代弁しているのかもしれない。
事故を起こす車、壊れかけのピアノ、マイレージのルールの歪み、応援しているのか苛立たせているのか分からない家族、H系の電話なども、世の中が狂っていることを言い表しているようにも感じるが、個人的にはそのどれも上手くはハマれず、共感するには至らなかった。
頭で理解しようとするのではなく、まさに感じる映画なのだろう。
個人的な率直な感想としては、共感しにくいので、あまり好きなタイプの映画ではなかった。
また、ストーリーを楽しむよりも、映像の面白さを楽しむのも手だろうか。
好き嫌いが大きく別れそうな映画だ。