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<ネタバレ>現代の社会問題によくシンクロしていて、ビックリさせられました。犯罪者や失言大臣を抹殺しようとする無責任な大衆のおそろしさは、まさにデスノートそのもの。しかもそういうキラのやり方を一方的な悪だとはしない多面性のある描き方もよい。ラストのほうで父親の言う、「ライトは最後までキラと戦ったんだ」というセリフは、最初に観たときはライトの妹へのやさしさと捉えていましたが、そうじゃないですね。そう、ライトはまさに「キラと戦った」のです。あと、今作では「記憶と人格の関係」についても考察できます。これも、二度目の鑑賞以降で気づかされた、重要なファクターだと思いました。ストーリー展開、どんでん返しも、よく練られていて、面白いです。観賞にあたっての注意としては、この映画は完全に前作の続きなので、いきなりこれから見ても、よくわかりません。ぜひ、前作に続けて観ましょう。