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<ネタバレ>少女と年上の男性が心を通わせる映画は結構多いですが(「ウィズ・ユー」、「ペーパー・ムーン」など)、この映画はその中でも一番少女の性格がわかりづらかったです。「ウィズ・ユー」と「パーフェクト・ワールド」を足したような感じですが、美しい風景と印象的なシーンの数々は気に入りました。住宅街の風景はあきらかに「シザーハンズ」を意識していましたね。あんな両親に育てられたデヴォンがちょっとかわいそうです。名門家の青年なら娘が触られても無視して、トレントの場合は半殺しにする父親が本当に憎らしいです。だから、ラストのデヴォンはかっこよく見えましたね。ただ、彼女のエキセントリックな性格は「レオン」のマチルダを彷彿とさせる所があり、私にはちょっとうっとうしく思えました。「ウィズ・ユー」みたいなあどけなさがあったのなら、背伸びしているようなかわいらしさがあっていいのですが、デヴォンはただ生意気なだけにしか見えませんでした。まぁ、あの二人の関係を本当に恋愛だとは思いませんが。あと、悪人ではないのに友人たちにつきあわされて飼い犬を殺されたり、銃で撃たれたりと、やたら巻き込まれるショーンがただただ哀れでした。