ダークな世界観とセットらしさの残るゴッサムシティの雰囲気はさ .. >(続きを読む)
ダークな世界観とセットらしさの残るゴッサムシティの雰囲気はさすがはT・バートンといったところ。しかし、やはりバートンには娯楽映画はつらかったとみえて、アクションシーンはどこかぎこちない(人数を道具に打ち込んで敵を倒すシーンはとくに)。主役のマイケル・キートンも確かにミスキャストだろう。ジャック・ニコルソンの演技や焼け焦げた人間が人形っぽいのはバートンらしさがアメコミの世界とマッチした好例ではあるが、逆に原作を意識しすぎて原作を越える作品にならなかった印象が強い。やはりバットマンのベストはビギンズかな。