最初から最後まで緊張感に満ち溢れた雰囲気がすごいです。大抵の .. >(続きを読む)
最初から最後まで緊張感に満ち溢れた雰囲気がすごいです。大抵のアクション映画はサイドストーリーを詰め込みすぎることが多いですが、この映画はT-800に追われる恐怖そのものを描けている正統派サスペンスアクションになっています。核戦争後の世界で生まれ育ったカイルがなぜすぐに電話帳などが使えるのか、といった突っ込みどころはありますが、無表情でサラに狙いをつけたり、サングラス姿で警察署を襲撃するシーンなどがとにかくスタイリッシュで、シュワルツェネッガーのストイックな悪役ぶりが素晴らしかったです。ただ、映像にこだわる私としてはやっぱり「T2」を見た後では映像も音楽もB級っぽさを大いに残しているところが気になってしまいます(ラストはアニメ制作スタッフが担当した方がよかったのでは?)。サラとカイルのドラマもなんとなく違和感があるように思えました。ただ、ラストシーンはかっこよくていいです。どうせなら監督にはA級作品としてセルフリメイクして欲しかったのですが、シュワルツェネッガーの後継者になれるような俳優がいるかどうかを考えると仕方ない気もします。あと、未来から来たのになぜ過去で?と考えられた方がいるようですが、どこがおかしいんでしょう?彼が死んでも親は生きてるんですから。