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<ネタバレ>原作の「ほら男爵の冒険」を読んだ私にとってはニヤリとさせられるシーン満載でした。原作のほら話の数々をうまくまとめていると思います。ユマ・サーマンが一人二役を演じているのも何かあるだろうと思ったら、うまくラストの伏線になっていたし、ラストあたりのまとめ方もうまかったです。何よりもそのシーンの映像化の見事さに驚かされます。少しばかり作り物っぽさの残るセットがほら話を暗示しているようで唸らされました。ラストは「未来世紀ブラジル」に似ているけど、こちらは肯定的な終わり方なのが夢を持つ大切さをこちらに訴えかけてきます。、ほら話と現実が重なるところが最高でした。あと蛇足ですが、「ヤング・ユマ・サーマン」と呼ばれたサラ・ポーリーがユマ・サーマンの妹役という面白い顔合わせになってましたね。