リドリー・スコット監督の実力を再確認した映画。実際、脚本の出 .. >(続きを読む)
リドリー・スコット監督の実力を再確認した映画。実際、脚本の出来はそれほど良くない。家族愛というテーマをあまり活かせておらず、ラストも多少強引ではある。しかし、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックスの熱演と監督のまさにダイナミックという言葉がふさわしい演出でみごとに「ベン・ハー」以来のスペクタクル・ロマンに仕上げている。とくに荘厳なコロッセオと回想シーンなどの美しさには目を見張るものがある。次回作「キングダム・オブ・ヘブン」にも期待したくなった。