今更ながら鑑賞。
ところが、物語の2/3くらいまで進んだと .. >(続きを読む)[良:1票]
今更ながら鑑賞。
ところが、物語の2/3くらいまで進んだところであまりにも気分が悪くなり、鑑賞を一時中断する事態に。
あれ?私はこんなに繊細な感受性の持ち主だったっけ?
最後まで観て事後分析するに、作品全編にこれでもかと詰め込まれている「悪夢感」が鑑賞中断の事態を引き起こしたのだと思われる。
ところどころに設置されている背の低い引き戸の脈絡のなさ、花園を駆け抜ける描写の異常な艶かしさ、札を投入したらお湯が帰ってくるというシステムの妙な緻密さなど、現実とは違う理屈(しかもやけにディテールに凝っている)が幅を利かせている世界というのはまさに悪夢の典型で、まさかジブリ作品でそんなデヴィッドリンチ的な感覚に陥らされるとは想定していなかった。
ストーリーなどはあってないようなもので、もののけ姫のときには感じた説教くささなどは微塵も感じなかったのが好印象。[良:1票]