各キャラクターを丁寧に組み立てて伝えたいことを伝えることがで .. >(続きを読む)
各キャラクターを丁寧に組み立てて伝えたいことを伝えることができているいい脚本だと思う。作り手の策略通りに序盤はライラもするし、気づいたらスッーと登場人物のキャラに引き込まれていくし、何回見ても最期にはいつもほろっと泣かされてしまう。また台本もさることながらアル・パチーノじゃなきゃこの映画を成り立たせることはできないんだろうな、と思わせるほどのアル・パチーノの不器用な頑固親父の演技がうまいと思った。パチーノの演技はくどいと思う人もいるかもしれないけど、アメリカの軍人上がりの頑固親父ぃって感じを見事に演じきっていると思う。悩んだり、疲れたり、アイデンティティを喪失しそうになったら、またふとこの映画を見ようかと思う。だって人生うまくいかないことの方が多いし、与えられた選択肢の中に「アリ」な選択肢を与えてもられることばかりではないけれど、足がからまってしまってもタンゴならタンゴし続ければよいのだもの。悩み多きいきがった親父に励まされるというのも悪くない。 let's tango it on!