<ネタバレ>実に「現代的」な作品。離婚した子持ちの女性が、社会に出ようと .. >(続きを読む)
<ネタバレ>実に「現代的」な作品。離婚した子持ちの女性が、社会に出ようとする姿。仕事に励むあまり、子供と過ごす時間を思うようにとれないエリン。そんな彼女に寂しさをぶつける息子・・・現代社会の、女性の社会進出に対する問題を彷彿させる。体調を崩しているにも関わらず、無理をして仕事に励むエリン。そんな彼女の姿は日本特有の「過労死」問題を連想させるかのよう。 女性である私は、将来は働きながら結婚し、子供も生みたいと思っている。もしその時がやってきて自分の子供が大きくなったら、ぜひこの作品を見せてあげようと思う。そして、「お母さんの頃は、女の人が働くって大変だったのよ。」と伝えたい。「無理して働きすぎて、命を落としてしまった人もいたのよ。」と伝えたい。そして、その時には、それらが「過去の問題」になっていることを願ってやまない。