まずゲームシステムに関して言うと、昔ながらのすごろくなので、 .. >(続きを読む)
まずゲームシステムに関して言うと、昔ながらのすごろくなので、お世辞にも斬新とは言えない。
ゲームバランスもかなり運任せで偏りがある。
特に6のゾロ目が凶悪で、最大の12マス進んだ上にもう1度サイコロを振れてしまうので、ほぼ勝ちに等しい。
それでも、システムとバランスのチープさを補って余りあるコンポーネントの豪華さは特筆すべきものがある。
重厚な木製のボードも素晴らしいし、サイコロを振ると自動で進む駒のギミックもよく出来ている。
各マスに割り振られたファンタジックな出来事も迫力があって良かったです。
ちょっと気になったのは、ゲームから出てきた物ではないのにライフルとその弾がゲームに吸い込まれるという御都合主義。
まあ、死人が出てしまうと盛り下がりそうなので、それはそれで良かったのかも知れないけどね。
子供向けといった感じの楽しいファンタジー作品ではあるけど、最終的には心温まる家族愛を描いた物語として昇華していて、大人が見ても楽しめる後味の良い作品に仕上がっていると思います。