前半はエロ過ぎ。
後半は重過ぎ。
ラストは語り過ぎ。
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前半はエロ過ぎ。
後半は重過ぎ。
ラストは語り過ぎ。
そんな話を聞かされる娘さんに同情してしまう。
それぞれの心情があまり描写されていないので想像するしかないけど、これは愛を読んでいたわけじゃないような気がしますね。
前半の朗読に関しては、ハンナにしてみれば以前からの趣味、マイケルはご褒美に対する奉仕。
後半の朗読はハンナに対する贖罪といった感じでしょうか。
マイケルが行動していればハンナの刑期は短くなっていたはずで、そのことに対する罪滅ぼしと考えれば納得が行きます。
ハンナはそれを少し違った形で受け取っていたようで、そのすれ違いが切ない顛末を招いてしまったのでしょうか。
何にしても娘に語り継ぐような話じゃないことは確かのような気がしますね。
深みのあるいい作品だっただけにそれだけが少し残念です。