精神障害施設から始まって、最後には貴族にまで上り詰めるサクセ .. >(続きを読む)[良:1票]
精神障害施設から始まって、最後には貴族にまで上り詰めるサクセスストーリーなのに、そんな地位より大切な記憶の扉が根底にあり続けるというのが良かった。
あっさりと記憶が蘇らず、とことん遠回りするのがもどかしいようで、ラストへの盛り上がりに大きく貢献していますね。
タバコ屋の辺りでワクワク感はもうピークに達してしまって、ラストの扉の鍵が開いた瞬間は放心してしまいました。
回りくどい説明とかなしにスパッと終わるのも素晴らしいですね。
冷静になって考えると息子は死んじゃってるし、あんまりハッピーエンドじゃないような気もするけど、いい作品でした。[良:1票]