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この映画で岩井俊二が描こうとした「現代社会」とか「中学生」の像があまりに定型どおりで失望しました。ちゃんと取材とかしてるんでしょうか? メディア上の「中学生」のイメージ(しかも97~98年くらいの)を妄想いっぱいに膨らませただけのような気がしてならない。その妄想を「リアル」だと監督自身が思っていそうなところが、なおさら痛い映画でした。岩井俊二は「社会問題」を語るにはナイーブすぎるのでは。この方のセンスは、もっとノスタルジーやファンタジーに浸る映画でこそ生きるのかもしれません。[良:1票]