チャズ・パルミンテリが持ち寄ったシナリオを演技派俳優デ・ニー .. >(続きを読む)
チャズ・パルミンテリが持ち寄ったシナリオを演技派俳優デ・ニーロが初めてメガホンを取ったという青春ドラマの秀作。厳格な親父のロレンツォを別に憎んでいるわけじゃない、だが街で怖れられているソニーは僕を信用してくれる。そんな多感な思春期に生きる青年の微妙な年頃を繊細なタッチで描いたデ・ニーロの初監督作とはとても思えないほど完成度が高い作品です。チャズ・パルミンテリ演じるソニーというキャラクターも“第二の父親”的な存在として象徴的に描くことによって、少しばかりいつもと違うダウンタウン・ストーリーとなっている。“良心的な「グッドフェローズ」”という位置付けが私は合っていると思う。