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まぁ正直言って、物語自体はとてもスケールの小さなナビィおばぁの恋愛を描いているんですが、本来ならチョットした描写で終わりそうなところを1時間30分強という時間をタップリ使って余すとこなく沖縄の離れ小島の魅力を伝える好編。いい意味でローカル色豊かで、土地の人々の大らかな性格がよく表現されていて、皆、生き生きとしていてたいへん良い。言葉のミックスにも出ている通り、沖縄は72年の領土返還などの問題があったけれども、この映画の登場人物はそんな体験もあまり重く考えずに、今を大切にして生きているというのが十分に伝わってくる。