監督&脚本がロバート・ベントンという“男性側”からの視点で描 .. >(続きを読む)
監督&脚本がロバート・ベントンという“男性側”からの視点で描いていたので、あまりに妻ジョアンナの家出がただの“身勝手”のような形で描かれていたのが残念であった。しかしそれを考慮しても子供を育てることの難しさ、妻として母親として“オンナ”としての女性像、仕事と子育てを両立する難しさなどの社会問題を鋭く描いた名作だと思う。CGやお金をかけなければ映画を作れないと考える現代の映画人にはこの映画を見て、もう一度反省してもらいたい。またダスティン・ホフマンやメリル・ストリープの力量も伺える作品でもある。