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俺はこの手の作品は好みじゃないがそれだけの要因では批判はできない。個人的な好みではないものの、どれも凄いと思うから。「十戒」、「ベン・ハー」、「スパルタカス」、近年で言うと「グラディエーター」。どれも個人的には甲乙などは付け難い作品の出来ではあるものの、この映画が一番かと聞かれると疑問が残る。スケールの大きさや、当時の映画に関する技術から考えても凄いことなのだが、(↓)でも言われている通り、かの有名なコロシアムでの戦車の競争のシーンが凄すぎたため、序盤のベン・ハーへの災難の描写や競争後のシーンが弱いのは否めない。「グラディエーター」みたく話しのどこかに焦点を定めれば良いのに、この映画ではあっちもこっちも手を付けていて長くなってしまったという印象が拭えないので中だるみを感じてしまう。そこが一本の映画としてのマイナス材料になっている気がする。異論がある人も多いとは思うけれども、私の場合は「グラディエーター」の方が面白かった。