この作品でシリアスなシーンといえば主人公が昔の妻子に会いにい .. >(続きを読む)
この作品でシリアスなシーンといえば主人公が昔の妻子に会いにいくところとラストくらいのもので、それ以外は、全編とぼけたコメディシーンである。そういう意味でメリハリがないなあ、と思いました。やはりメリハリの問題だと思うです。シリアスとコメディのバランスが悪いのである。コメディシーンが天丼というか伏線をばんばん使って頑張っているだけに、余計にそう感じる。それから、この作品、ほのぼのとしていながら、同時に怖いくらいに人工的・意識的なところがあると思う。お笑いというのはそういうものだと言ってしまえばそれまでだけど、変な感じです。ストーリーに奇妙な抑圧(奇妙な独特さ?)を感じます。しかしホントに作中では煙草吸い放題ですね。アメリカの禁煙運動が異常になってきたのはこのころからだったのかしら?それへの批判の意味で煙草を吸いまくっているのかしら?