<ネタバレ>鑑賞中は、特に菜穂子の場面に涙するのだが…。
後になって、 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>鑑賞中は、特に菜穂子の場面に涙するのだが…。
後になって、じっくり考えると「随分と男に都合のいい女性」と思う。
あなたは白馬に乗った王子様よ、泉にお願いしていたの、お受けします、
会いたくて抜け出して来ちゃった、こっち来て、手を繋いでいたい、
夢に向かって(設計して)いるあなたを見ていたい、タバコ吸ってもいいわよ…。
う~む。設計を続ける彼に黒川が問う「君のエゴなんじゃないかね?」その通り。
「二人には時間が無いから」そうか?。それは「美しい飛行機を作りたいという彼の夢が
私の夢でもあるのよ」という「男性側からの理想的女性像」の上にだけ成り立つ話では?。
いよいよ余命少なになったら、黙って病院へ帰る…。彼に迷惑かけないわ。
美しい自分だけを見せたい?。血ヘド吐いたって愛する人は最後まで美しいだろうに。
腐海の毒で傷んだ手を「美しい手」と捉えるナウシカこそ大人ではないか!。
二郎、何やってんだ。死という魂の離陸に付き添いやがれ。
まあ、その辺は描いて無かっただけで不明なのだが…。
アニメーションと飛行機の違いはあれど、つい「監督自身の理想(の女性)を描いたのか?」と
思わずにいられない。そういう男を愛してしまう古風な女か。
この映画は、現代の女性から見てどうなんだろう。[良:1票]