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<ネタバレ>自分自身にとって今年のベスト1である。SFながら恋愛映画であり、残酷ながら美しく、青春ドラマでありながら哲学的でもあり、ラストシーンもお見事(あれがハッピーエンドだと思う)。だれが良くてだれが悪いのかわからない、まさに人生そのものがそうであるんだろうし、得るものがあれば失うものがある、すべてが得られることはないということを自覚させられる。大事なものを守るためには、捨てなければいけないものがあるということを主人公は様々なストーリーを乗り越えて悟ったのだろう。しかし、突拍子もない話をここまで仕上げるとは、実によくできた映画でした。