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<ネタバレ>ニーソン主演でアクションだけでなく、ストーリーも期待していたが、これが両方とも大きく裏切られた。
まあ、御年70歳のニーソンさんを考えれば、これでも十分にすごいとは思いますが、それはそれでやはり、アクション映画を謳っていると期待してしまう。
アクションよりもひどいのがストーリ。悪(敵)もショボく、全編で大した盛り上がりもなく、起承転結の結も何のひねりもなく「もう終わり?」で何も印象に残らない作品。物凄く退屈でおもしろくない。
特にがっかりさせられたのは、思わせぶりに、画面が一瞬、数回フリーズして数秒巻き戻る様なシーンが途中で何度か差し込まれるが、これは何かの暗示か?主人公の記憶障害か?と思わせて、結局なんでもなかった。
家族が行方不明の件も、ニーソンの妄想(もともと家族はいない)を疑っていたが、結局は証人保護プログラムだったということで拍子抜け。
それで再会したら、微妙な距離感だった娘と何事も無かったかのように和解が成立しているという、話の繋がりの無さにも呆れる。この程度の作品であれば、上映時間が長いのも困りものなので、冗長なシーンなど途中をカットするのは良いのだが、編集が下手なのか、前のシーンでは無傷の主人公が、次のシーンではいきなりケガしているし、おまけにかなりお疲れモードでヘロヘロ状態になってる。
こんな感じなので、途中何度も差し込まれた「画面が一瞬、数回フリーズ」も、初めは何か考えがあったのかもしれない。
兎に角、製作者の熱を感じない淡白な印象の作品だった。