<ネタバレ>僕はこんな風にして、この映画を楽しみました。
この冒険談を .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>僕はこんな風にして、この映画を楽しみました。
この冒険談を夢と現実の二つに分けたのです。
映画冒頭のパーティーシーンと終盤のおもちゃ売場のシーンが現実にあったこととし、その他全てのシーンを虚構として捉えます。
当然、夫婦による鏡の前での愛撫シーンは、現実と虚像が反転するサインとして捉えます。
ベッドの上の仮面も同様です。
すると、冒頭のパーティーシーンと夫の冒険談にはっきりとした対比の構図が現れます。
○中年男性にナンパされる妻への猜疑心――浮気を告白する妻。
○若い女性に囲まれる夫の自負心――愛の告白を受ける夫。
○中退したピアニストの同級生への不信感――不安定な生活を送る同級生。
○金持ち主催者の性癖に対する強迫観念――理解不能な破廉恥パーティの存在。
○「虹のふもと」――「RAINBOW」という名の貸衣装屋
といった具合です。
こういった見方をすると、夫の「全て告白する・・・」の解釈は大きく違ってきてしまうのですが。
まぁ、こういう解釈も出来るかな?――という事で。[良:1票]