<ネタバレ>フッカーという名の人物が人を騙すというのが、何かもう、いかが .. >(続きを読む)
<ネタバレ>フッカーという名の人物が人を騙すというのが、何かもう、いかがわしさがプンプン漂ってくるのですが、こんな緩い設定と、何と言ってもこの有名すぎるテーマ曲が相まって実にいい味出してると思います。この曲は当然知っていましたが、改めて聴くと本当にいいですね。
ストーリーが進むにつれて段々とコトが大きくなっていき、金を巻き上げるためにわざわざ賭博場そのものを作ってしまうという大胆な展開は見ていて楽しいのですが、それまでに様々なペテンを見てきてしまったせいで、どうも銃で撃たれて倒れている姿を見ても、実はまだ生きているんじゃないかという疑惑の念が心の片隅から消えないんですよね。
自分が思うに、最後は賭博場の存在そのものがウソだったという締め方で良かったんじゃないかなという気がします。
この映画に限らずよく言われるのが、この手のパターンは後世のあらゆる映画で使われ尽くされてしまって、オリジナルであるこの映画を観てもいまいち感動が湧いてこないなどということですが、自分はこの映画の製作年よりも前の時代に作られた映画の方が観た本数が多いにもかかわらず、何故か驚きも感動もありませんでした。
恐らく、ストーリーを完全に理解してない部分も十分にあると思いますが、再度鑑賞してみて完全に理解できたとしても点数は変わらないと思います。