この作品を観た後はっきり言って救いようが無い”虚しさ”だけし .. >(続きを読む)
この作品を観た後はっきり言って救いようが無い”虚しさ”だけしか残らなかった。それでもセルピコは輝いていた。ドブの中に入れられようが輝いていた。その輝きが私には眩しすぎて最後まで彼を直視できなかった・・・。人が世の中を生きていく上で”無くしたもの”もしくは”捨てたもの”を彼は持っていた。人はいつから”それ”を煩わしく思い捨てようとするのだろうか?世の中には流れというものがありその流れに身を寄せると楽に生きれる。他人と同調するという「なあなあの世界」。その一切を振りきり己が道をゆくセルピコ。これを観た後に心が痛む人が多いはずだと思う。一度捨てたものはなかなか元には戻らないが完全に捨てきれてないならまだ間に合う。心のポケットに大事にしまっておこう。