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「腐海に手を出しちゃいかん!」と似たようなとこもあるけどそれはそれとして自然ってのはいいものです。日本の山も人間が植林しなければあんな風になってたのだろうかと考えさせられますね。 自然に生えていた木を切り倒しスギなどの木材用になる木を植林したせいでスギ花粉による花粉症が増えたことは周知のとおりですが案外知られてないことが”ヤマビル問題”です。このヤマビルなるものとは尺取虫のようなスタイルで忍び寄り動物の生き血を吸って生きている見た目も気持ち悪い生き物です(もちろん人間の血もガンガン吸いまくります)。これが年々全国いたる所で増加傾向にあるのです。このヤマビルが増加している問題としては地球温暖化もありますがやはり植林でスギやヒノキを植えたことでの自然の生態の変化や鹿・カモシカを動物愛護ということで間引かず増やし続けたことによりその鹿達の血を吸うヤマビルも相対的に増えたことも原因です。またそれに関連していますがその鹿の天敵たる狼を恐ろしい”人敵”ということで絶滅させ食物連鎖の流れを断ち切ったことなど全ては「人災」による問題なのです。いくら自然が警告のシグナルを鳴らしても肝心のその音を聞く”聴力”と聞こうとする”姿勢”を人間がもたなければどうにもならないことをこの作品で教えてもらったような気がします。だからこそ自然と人間がお互い調和を取りながら生きていかなければこの先また別の問題が出てくることになるでしょう。