映画史の中でほんの短い間に強烈な個性、存在感を放ち、主演作を .. >(続きを読む)
映画史の中でほんの短い間に強烈な個性、存在感を放ち、主演作を3本だけ残していなくなってしまったジェームズ・ディーン。
本策の中でも他を圧倒する存在感を見せるとともに、素晴らしい演技で見る者を魅了します。
特に序盤の警察署でのすねたような演技。
そしてラスト、「私を頼っていいんだぞ」と言う、日頃から頼りないと思っていた父の前で泣き崩れる演技が印象的です。
ナタリー・ウッドは本作でもやはり美しく、ディーンと同じく若くしてこの世を去ったサル・ミネオもまた全く違った存在感を見せます。
主演がジェームズ・ディーンでなかったら、既に忘れられた作品のようになっているかも知れないですが、
出ている俳優の魅力、それだけでも見る価値がある作品だと思います。