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<ネタバレ>最初はほんの小さな疑念。確証は無い。けれどそんな思いがヒロインの心の中で次第に積み重なりその疑念が膨らんでいき、エスカレートしていく。そんな丁寧に積み重ねられた心理描写で見せるサスペンス。「レベッカ」「疑惑の影」でもお馴染み、ヒッチコック監督の十八番。本作でもやはり巧みな小道具の見せ方が光る。ジョーン・フォンティーンはこんなサスペンスのヒロインを演じると本当にハマリますね。ヒッチコック監督は自身の作品の女優さんの起用がどの作品でも(まだ観ていない作品も多いですが)いつも本当に的確だと思います。