無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りま .. >(続きを読む)
無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りました。
帰郷後のドラマは長くなりすぎず大げさになりすぎずに、時の流れの重みを感じさせる味わいのあるドラマになっていたと思います。
“時は金なり”とでもいうべき遭難前の彼の生き様が思い出されます。
一方無人島の時間はかなり長いのですが、サバイバル描写自体はあっさり目。
ラストシーンが好きです。何も無い荒野の十字路。クルマですれ違った女が道を教える。こっちに行けば○号線、こっちに行けばテキサス、こっちに行けばカナダ。
彼はどの道を選択するのか。過ぎ去ってしまった時間は元には戻せませんが、これから進む道は幾つもある。トムの姿は少し淋しげではありましたが、そんな中にもささやかな希望を感じさせてくれました。