差出人も宛先も不明の日本から台湾へ、過去から送られてきた男か .. >(続きを読む)
差出人も宛先も不明の日本から台湾へ、過去から送られてきた男から女への思いが切々と綴られた手紙。作品中随所で手紙の内容が挿入される。しかし作品の方はその手紙に恐らくは全く関係ないであろう人々の人間模様を描くコメディでした。そしてメインテーマであるはずの手紙の存在を忘れそうになる。そして忘れた頃に突然手紙が挿入される。その度に過去に何があったのだろうと思いをはせる。しかしすぐに作品はその手紙とは全くリンクしないと思われるガヤガヤした現代の台湾の話に引き戻される。この手紙がどうなるのかが気になって現代の台湾のコメディに気持ちが入っていかない。結局はどっちつかずの物足りなさが残る作品でした。ただ、キーボード担当の少女が台詞は少なかったけどなかなかいい存在感がありました。いつかまた別の映画で再会したいですね。