作中に何度かボブ・ディランの名前が出てきます。
ボブ・ディ .. >(続きを読む)
作中に何度かボブ・ディランの名前が出てきます。
ボブ・ディランは成功をおさめスーパースターとなった。
一方でロドリゲスは2枚のレコードを出したが全く売れず、労働者に戻っていった。
しかし僕は作品に流れるロドリゲスの歌う声、ストレートな歌詞に魅了されました。
ボブ・ディランは成功し、ロドリゲスは成功しなかったのか?
このドキュメンタリーを見ると、そうではないのかもと思えた。
本作はレコードが売れず労働者に戻っても、
数十年の時を経て突然南アでライブ会場を埋め尽くす熱狂的なファンに迎えられても、
ロドリゲスがその時々の自分が置かれている状況を淡々と受け入れてきた姿をとらえていく。
ロドリゲスの関係者や家族へのインタビューが主体となっており、
本人の言葉をもっと聞きたかったという思いもありますが、
人生、気持ちの持ち方しだい変われるものなのかもしれない。
色々と考えさせられることが多いロドリゲスの生きざまでした。