<ネタバレ>あるミュージシャンのもとに、1971年の遠い過去から届いたジ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>あるミュージシャンのもとに、1971年の遠い過去から届いたジョン・レノンからの手紙。この実話を基に作られたストーリー。
手紙を受け取ったロックスターを演じるのはもう70歳をゆうにこえたパチーノ。まだまだ元気なパチーノの姿を見ているだけで嬉しくなってくる。
豪邸、自家用機、高級車に囲まれたロックスターとしてのオーラ。しかし酒とクスリに溺れ、新曲を書く気力も無い堕落した日常。
どちらのパチーノも絵になっている。近年の彼の作品では、久々に「こういうパチーノが見たい」と思えるパチーノがいる映画。
シリアスな事情も含んだ息子家族との和解のドラマを軸にしながらも、
アネット・ベニング演じるホテルの支配人とのラブコメ、クリストファー・プラマー演じる親友との友情のドラマの挿入とのバランスも良かった。
敬愛するジョン・レノンが彼に向けて1971年に書いた、その後の彼の人生が見透かされたような手紙。
もう一度新曲を書き人生をやり直そうとするモチベーションとなる、これ以上のきっかけがあろうか。
挿入される数々のジョン・レノンの曲とともに、ジョンからの手紙とその内容が最後まで効いています。