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<ネタバレ>「ロッキー」と、演じたスタローンへのリスペクトを随所に感じながらも、
「ロッキー」の新たな物語の始まりを感じさせてくれる作品でした。
今は亡きエイドリアンとポーリーが2人並んで眠っている。2人の元を訪れるロッキー。
ポーリーには酒を、エイドリアンには花を。こんなさりげない描写の1つ1つが胸にジーンとくる。
しかしロッキーとエイドリアンの不器用な2人のロマンスと比べると、ドニーとビアンカのそれはやはり今風。
卵を一気飲みすることも肉屋に吊り下げられた肉の塊をどつきまくることもない。「ロッキー」にあった泥臭さは感じられません。
そして訪れる最後の試合。ロッキーVSアポロの試合を思い出さずにはいられない。
最後の最後にあの勇気のテーマ曲が!このタイミングが絶妙でした。
ドニーはボクシングを続けるのか。ロッキーは病に打ち勝ちセコンドに立ち続けることができるのか。
ロッキー=スタローンの存在があればこその作品ではあるのですが、
この二人三脚のドラマの続きを見てみたい。そう思わせるラストの2人の姿でした。