<ネタバレ>どこまでも陽気で前向き。本職の陸上競技でオリンピックの夢を絶 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>どこまでも陽気で前向き。本職の陸上競技でオリンピックの夢を絶たれてもなんのその。
ボブスレーという競技を知り、即決でオリンピックを目指す4人組の勢いが実に気持ちがいい。
「がんばれ!ベアーズ」のウォルター・マッソーを思い出させるようなジョン・キャンディのコーチぶりも素晴らしい。
南国を思わせるカラフルな普段着も防寒着も、白銀の世界に響くレゲエも作品の陽気な雰囲気を見事に作り上げている。
ボブスレーでは弱者である彼らが、困難に直面し強豪国の白人のエリート選手から馬鹿にされても、
どこまでも陽気で前向きな「プライド!パワー!」の合言葉どおりの彼らを応援せずにいられなくなる。
素晴らしきスポーツコメディです。
ゴールシーンはフィクションのようですが、観客も母国でTVの前で応援している人達も反目していた父も、
馬鹿にしていた強豪国の選手達も、コーチと敵対してた人物も、皆が4人の健闘を称えリスペクトする。
スポーツ映画のラストにふさわしい感動があります。やはりスポーツ映画にはこんなベタなラストがよく似合います。
メダリストだけがヒーローじゃない。近年は色々な問題もありますがやはりオリンピックっていいもんだなと思わされる作品です。