<ネタバレ>人間関係が濃密で誰もがどこかでつながっている。
アメリカの .. >(続きを読む)
<ネタバレ>人間関係が濃密で誰もがどこかでつながっている。
アメリカの小さな田舎町に事件が起こる。今までにいくつか、こういう映画を見た。
そして本作。何度も見返したい映画ではないですがこれは秀作だと思うし、
2人がアカデミー賞を受賞したのも納得の作品でした。
序盤から作品の中に様々な絶望や怒りが渦巻いている。それが次第にエスカレートしていく。
そんな中に効いてくるのが、末期癌に侵され絶望の末に自ら命を絶った署長が2人に残したメッセージ。
そして様々な怒りが渦巻いていた作品も少しずつ落ち着きを見せ始めます。
怒りだけでなく、色んな赦しもありました。この一連の流れがしっかりとしているいい脚本の映画を見たと思います。
最後も極端な行動に出ようとしている2人の姿でラストを迎えますが、最後に車中の2人がようやく穏やかな表情を見せる。
アイダホまで行くのか、途中で引き返すのかは分かりませんが、
どうするのかは「道々考えればいい。」2人の穏やかな表情に少し救われた気がしました。