育ちも性格も全く異なる2人が旅に出る。ロードムービー定番の作 .. >(続きを読む)[良:1票]
育ちも性格も全く異なる2人が旅に出る。ロードムービー定番の作品の始まり。
それ程の大事件は起こりませんが、小さな出来事を丁寧に積み重ねていき、
街から街へ、2人が固い絆で結ばれていく過程が見事なテンポの良さで綴られていきます。
しかし、60年代、アメリカの南部、黒人と白人、実話。
これから旅先の南部の地でどういうことが起こるのかは容易に想像がつく。
コメディにするには非常に難しいテーマですが、
シリアスさとコミカルさを見事に両立させてみせた脚本が素晴らしい。
また、これが両立したのはヴィゴ・モーテンセンの存在があってこそであると思います。
彼が主演という前提で見たので分かりましたが、予備知識なしで見たら彼だと気付かなかったかも。
演技の素晴らしさと共に、本作にかけたその役作りもまた見事です。
色々あった旅の終わりだけに、終盤に度々登場する「メリークリスマス」の使い方がいい。
ラストの「手紙をありがとう」には参ったな・・・。クリスマスにいい映画を見ることができてよかったです。[良:1票]