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見渡す限り雪と氷に覆われた原野でたった一人、遭難した1人の男。
演じるマッツ・ミケルセンのほぼ1人芝居の作品。
もう1人、ほぼ動けず話すこともできない、瀕死の重傷を負った女性の登場人物がいる。
この彼女の存在が非常に効いています。
助かる見込みはあるのか。絶望的な状況の中ではあるけど、独りじゃない。
彼女の生存がミケルセン演じる男にとっては最後の力を振り絞る大きな理由の1つであり、
彼女の生存が彼にとっても、観る者にとっても一筋の希望となっていく。
雪と氷に覆われ、撮影も過酷だったであろう寒さの中に見せるミケルセンの熱演が見応え十分の作品です。