告解の内容を他言できないという神父の守秘義務が作品のベースに .. >(続きを読む)
告解の内容を他言できないという神父の守秘義務が作品のベースになっているのですが、
宗教モノでこういうサスペンスにしてしまう、そこに挿入されるロマンスも本作に無くてはならないものとして機能しています。
全盛期の作品と比較すると地味な作品ですが、ヒッチコックらしい映画職人ぶりは十分に見ることができる作品です。
モノクロならではの美しさを感じさせるロケ地のカナダ、ケベックの街並みも見どころの1つ。
第2次大戦中、終戦直後あたりのドイツ軍、ドイツ人が登場する他のヒッチコック作品でも見られますが、
本作でも真犯人のドイツ人が結構な悪に描かれています。