戦国武将たちを、それなりにヒューマンに描いたのは、おもしろい .. >(続きを読む)
戦国武将たちを、それなりにヒューマンに描いたのは、おもしろいと思いました。
脚本、演出など、舞台をひじょうに意識した作りです。
美術は見事なほどお金がかかっていますが、ところどころリアリティに欠けるのは、残念です。反面、妙なところにリアリティを追求しているようでーー夜の場面は暗すぎるため、たいへん鑑賞しづらいです。音楽は、それまでの黒澤映画からすると、かなり質が低下しています。
型にはまった芝居や、意外性のないストーリー、尺の長さで、「退屈」と捉えられる危険をはらんだ映画です。