60年代はいけていたオースティンが、90年代に来たとたん、ダ .. >(続きを読む)
60年代はいけていたオースティンが、90年代に来たとたん、ダサイやつになってしまった。前作はバックグラウンドがそれなりにしっかりしていました。今回は、それもナシ。「むずかしいこと考えずに、楽しみなさい」という映画。前作とまったく同じギャグを、そのまま使い回していますので、前作を楽しめなかった人は観ない方がよいでしょう。前作は撮影が本当にひどかったのですが、本作は何とかまともなレベルに。各シーンがひきしめられ、スピーディになった感じがしますが、前作の寒い間が私は好きでした。ヘザー・グラハムは、チャーミングな60年代のアメリカ女性をうまく演じていました。本作は、前作のような30年間を空白にしてしまったことに悩むオースティンの負の部分が、まったくありません。妻がロボットとわかっても、能天気。そのあたりが、私の好みではありませんでした。