原作は、インターネット普及以前、1991年初版のコミック。士 .. >(続きを読む)
原作は、インターネット普及以前、1991年初版のコミック。士郎正宗のキャラクターは、ハードな日常の中で冗談をとばし、酔えば饒舌になり、しくじりがあればそれなりに誤魔化そうとする、そういった親しみやすさに魅力があります。しかし、本作の登場人物たちは最初から最後まで悩み続けている。危険に晒されている中での、自分とは何かの問いに、私は失笑してしました。脚本は、前作「攻殻機動隊」もそうだったのですが、原作からのエピソードや台詞の、不自然でセンスのない流用が目立ちます。動画部分にはそれなりに期待していたのですが、美術、3Dのクオリティが低く、がっかりしました。