<ネタバレ>初見は映画館で、後日DVDで観直しての投稿です。
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<ネタバレ>初見は映画館で、後日DVDで観直しての投稿です。
まさにジェットコースタームービーといった内容で、劇場で観てこそ本当に楽しめる作品でしょう。
といいながらもDVDで再見して改めて感心する点も多々ありました。
まずはアクション映画として基本がしっかりした映像。
構図やカメラワークがよく考えられており、大スクリーンや3D環境でなくともスケール感が伝わってきます。
スピード感の表現も、「とにかくカメラを動かして誤魔化し、観客は置いてきぼり」といった失敗がなく、
猛スピードで迫るゾンビの怖さを、主人公側の視点から存分に味わえます。
もうひとつ評価したいのは、伝統的なゾンビ映画のお約束とも言えるスプラッタ描写がほとんどなく、なおかつ怖さや緊張感はしっかり出ているところ。
映像のグロさを見せつけずに怖さ、緊張感があるのは、演出力の高さゆえだと思います。
そして、全編猛スピードで走るゾンビから如何に早く逃げるか、そんなスピード競争だけで終わらないのも面白い。
クライマックス、自ら体内にウィルスを取り込んだ主人公がゾンビと間近で対面するシーンは、スピード競争よりも緊張感がありました。
全体的に、パニックアクションとして良く出来た映画だと思います。
反面、日本公開時の宣伝で強く押し出されていた「家族を守る為に云々」というドラマを期待すると肩透かしを食らうかも知れません。
純粋にジェットコースターのスリルを楽しみたい方にはオススメします。