ちょうど大学受験を終わった頃に観たので、冷静な判断はできない .. >(続きを読む)
ちょうど大学受験を終わった頃に観たので、冷静な判断はできないと思う。でも、この作品を冷静に観るなんてできないというそのことが、僕にはとてもうれしかったりする。故郷を離れて、知っている人が全くいない場所へいくということは、少しずつ、でも確実にすべてが変わっていくことの象徴だ。どうしてかは知らないが、僕たちは変わり続けないといけないらしい。そういう半ば自分ではどうしようもない部分に、いらだちと安心感と悲しみが混ざったような気分で、おまけに世界を相手にしているかのような大げさな意気込みで、とっくみあいを挑む年頃。聞こえますか? 海はいつでも海です。いつでもその時の僕を迎えてくれる。海は友だちです。この作品自体が海になっているのです。←ちと感傷的すぎてるけど。