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<ネタバレ>ミシェル・ファイファーの女弁護士が弁護を引き受けた心境の変化が分かりにくいなど詰めの甘さはあるけれど、なおそれを補って余りある。知的障害や自閉症に理解がないと難しいのかもしれませんが、この映画をあえて言うなら「価値観の転換」だと思います。知能が7歳児並みっていうとどうしても自分たちより(言い方悪くてゴメンナサイだけど)レベル低い、なんて考えがち。だけど、「大人」って何だろう?それを考えさせられたのがサムが継母ランディと対峙するシーン。ああいう場面に置かれて私だったら怒り出してランディをなじってしまうかもしれない。だけどサムは・・・少なくともそういう部分は私なんかよりずっと「大人」に思える。もっとも、本人はそんなの意識しないで、純粋に親切のつもりなだけなんだろうけど。考えてみれば、ラストで全員集合して、パパもママもあんなにたくさんいて、しかもみんながそれぞれルーシーを愛しているんだから、実の母がいなくても、ルーシーは最高の幸せ者のように思った。まさに心が洗われる。特に福祉を志す方は必見ではないでしょうか。[良:1票]